予想外の動きを見せた台風12号、福岡市内では雨風ともに思っていたほど大きな被害はなかったようですが、
他地域ではどうでしょうか。アトリエのある奈良県では、記録的な大雨が降ったとのことで心配です。
天川村での1週間の滞在型の舞台創作ワークショップの締切も明日になりました。
全国各地からのご応募お待ちしています。この数年では、関東より北側からのお申し込みがないので、
いつくるかと日々楽しみにしています。
今年の舞台創作ワークショップの創作作品は、日本近代を代表する文豪の一人、谷崎潤一郎の作品を取り上げます。
谷崎潤一郎の作品は、夏休みの課題図書として読んだ記憶がある方も多いのではないでしょうか。
ワークショップ講師、演出を担当するのは、東京を中心に活動されている劇団印象の鈴木アツトさんです。
鈴木さんは、日本演出者協会若手演出家コンクール2012観客賞・優秀賞受賞、
2015年には新進芸術家海外研修制度研修員としてロンドンに10ヶ月留学されています。
プロフィールによれば、「「遊びは国境を越える」という信念の元、“遊び”から生まれるイマジネーションによって、
言葉や文化の壁を越えて楽しめる作品を創作し、観劇後、劇場を出た観客の生活や目に映る日常の景色の印象をガラッと変える舞台芸術の発信を目指している。 」
とのこと。
谷崎作品がどのような形で立ち上がるのか、最終日のショーイングが楽しみです。
ワークショップは、奈良県天川村という山々に囲まれた自然豊かな環境に位置するアトリエに篭っておこなわれます。
一度入ってしまえば余程のことがない限り、出られません。
都会の生活からは遮断され、24時間、作品、演劇のことに専念できます。
ご飯も基本的には自炊で、参加者全員で分担しておこないます。
同じ釜の飯を食う関係、まさに、同志です。
最終日には大阪はインディペンデントシアターにてショーイングもおこないます。
長いようでとても短い、しかし濃密な1週間、思い切ってのご参加、お待ちしています。
過去の合宿ご飯。