[M.M.S.T witter 1400]vol.14 ~[Candide] 釜山公演を終えて~


9/20に釜山公演を終えて、カンディードチームも解散しました。

今回、客演で出演してくださった、飯野愛希子さん、Han Leeさんは、

約1ヶ月に及ぶ奈良アトリエ(MAL)&福岡アトリエ(PAL)滞在での創作。


釜山から来日していたHan氏にいたっては、言葉も文化も違う場所で私たちが想像する以上に

色々と苦労していたところもあるのではと思います。

もちろん、飯野さんについても、いくら言語が通じるからとはいえ、

全く別の環境下(しかも、奈良のアトリエは山奥も山奥で飯野さんが苦手とする虫たちとの共同生活でもある)で、

見ず知らずのメンバーとの共同生活、創作は大変だっただろうと思います。


釜山公演では、やはり、言語の問題を痛感させられるものでした。

今回の作品では、舞台上の言語は、M.M.S.Tの俳優を含む日本人3人の出演者は、日本語をベースに、

そして、カンディード役のHan氏のみ、韓国語、日本語、英語のミックス言語で発語する構成でした。


字幕も出しましたが、作品の演出上、読めないだろうと思われるスピードで切り替えられていたので、

ストーリーや登場人物の会話を掴もうと字幕を追っていた観客にとっては大変だったと思われます。

実際、字幕が読めないという感想も出ていたという噂も・・・


釜山をホームグランドとするHan氏の言葉は、現地の人にとって、

舞台上で何がやりとりされているか(ストーリーを含め)、言語での理解というレベルでは、

知る手がかりとして頼りにせざるをえず、Han氏の台詞においては、特に客席からの反応も多かったように思われます。


「伝わらない」ということがここであらためて認識され、

このことは、昨年におこなったHANARO projectで意識していた「交流できない」ということを前提に、

そこからスタートする、という問題を明確にするものでした。

とはいえ、決してネガティブなものではなく、国や文化を超えていく作品とは何か、

という挑戦すべきポジティブな問題として、

今後の創作や活動を深めるいい機会でした。


さて、釜山から帰ってきて一息つく間もなく、俳優陣はいつもどおり定例の稽古に励んでいます。

次は年末恒例のM.M.S.Tイベントです。着々と準備が始まっています。

詳細は決まり次第またこちらでもアップします。


スタッフも、変わらず、誰も読んでいない可能性が高いこのblogを地味に更新し続けます。

— posted by mmst at 03:00 pm  

[M.M.S.T witter 1400]vol.13 ~[Candide] in BUSAN~

candide



チョンチュンナビアートホール主催、「創作短編フェスティバル」に参加するため、

先日釜山入りしました。


昨年のHANARO projectでお世話になった釜山のトタトガのレジデンスに滞在しています。

昨日は、各参加団体の劇場調整と全体のリハーサルでした。

全作品のリハ終了後に、それぞれの作品の内容や転換等々が調整され、

M.M.S.Tは、6団体中、トップバッターの上演になりました。


昨年からのご縁が1年かけて色々とつながって、

釜山にも少しずつ舞台関係者の知り合いが増えてきています。

お久しぶりな方々にも暖かく迎えていただき、快適な滞在ができています。

縁が続くというのは不思議なものだな、と思います。


今回出演するHan君は、約1ヶ月半ぶりに日本から釜山に戻り、

劇場でたくさんの友人に会って嬉しそうでした。[Candide]座組と一緒にいると、

すっかりカタコト日本語ごちゃまぜ英語が定着しているので、流暢な韓国語でしゃべる姿に、

「あぁ、そうだった」と思い出させられます。

しかしながら、Han君の日本語吸収力はすさまじく、来日したばかりのときにはほとんどしゃべれなかったにも関わらず、

最近では「なるほどね~」「そうね~」「私は雑です」などを適格な場面で使い分けています。

いつも通訳をしてくれているNakatsukaさんもびっくりしていました。


さて、今日は初日です。

19:30スタート予定。

昨日までの雨も上がり、朝から良いお天気です。


* * * * *


「第5回 創作短編フェスティバル」

2015.09.18 fri - 20sun

창작단막극제 나는 연출이다

チョンチュンナビ・アートホール(釜山)

釜山広域市水営区水営路 6 5 7 ドンウォンビル B 1


▼M.M.S.Tサイト

http://www.mmst.net/candide/Link Link

▼釜山公演の公式サイト

http://www.mmst.net/candide/Link Link

— posted by mmst at 08:01 am  

【公演情報】M.M.S.Tトーク企画 monologos/dialogos ~福岡の“つくる”をめぐって~Vol.2

6月に開催しましたトーク企画[monologos/dialogos ~福岡の“つくる”をめぐって~]vol.2を開催いたします。

* * * * *


M.M.S.Tトーク企画

monologos/dialogos ~福岡の“つくる”をめぐって~Vol.2


本企画は、福岡で活動する様々な分野の有識者と作品鑑賞を通して語り合う場をつくり、

文化活動と社会の活性化について、未来的視点で考える機会を生み出すことを目的として開催されます。


<登壇者>

小嶋 健一/Kenichi Kojima(クリエーター )

福岡の地域技術とデザインのコラボレーションを行うため、「商品企画室trythink」のデザイン専門部署「trythink grid」を開業。

福岡県の様々なメーカーの専属プロダクトデザイナーとして商品の企画開発を行っている。

範囲は各種伝統工芸から工業製品、食品加工品までと広く、地域活性化関連を専門としている。

2015年からは福岡県産業デザイン協議会のデザイン開発ワークショップ推進委員として活動。

2010年~2014年 福岡デザインアワード 受賞

2014年 K-ADC 入賞

2013年~ 福岡市天神地区で地域特化型ライフスタイルショップとして「福岡生活道具店」を開業。


<進行>

正木 喜勝(演劇研究者)


<鑑賞作品>

[カンディード] 作:ヴォルテール

演 出:百瀬 友秀

出 演:Lee Han、飯野 愛希子、上野 敦子 、鷲野 美佳


▼公式サイト

http://mmst.net/m.d/Link Link


<開催日時>

2015 年9月12 日(土) 18:00  開演

18:00 作品鑑賞

18:30 トーク

19:30 交流会


<開催場所>

Periplocus Art Lab(福岡市早良区藤崎1-16-15)


<参加費>

1500円


<問い合わせ>

M.M.S.T制作部

contact@mmst.net

092-836-7008


主 催:M.M.S.T

共 催:periplocus art lab

助 成:公益財団法人 福岡県教育文化奨学財団 助成事業


— posted by mmst at 06:35 pm  

 

【プロジェクトメンバー出演情報:立石義江】あなピグモ捕獲団VOLUME.39  ー2015.AUTUMN GREAT NUMBER 39 TOURー 『パンクジェリーフィッシュフロー4AM』福岡公演 

【出演情報】
M.M.S.Tプロジェクトメンバー、立石義江が、

あなピグモ捕獲団VOLUME.39  ー2015.AUTUMN GREAT NUMBER 39 TOURー

『パンクジェリーフィッシュフロー4AM』福岡公演

に出演します.


立石義江 /Yoshie Tateishi

member profile>>Link

official blog>>Link


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【公演情報】


あなピグモ捕獲団VOLUME.39  ー2015.AUTUMN GREAT NUMBER 39 TOURー

『パンクジェリーフィッシュフロー4AM』福岡公演 


●日時+[ゲスト出演]: 2015年

9月11日(金)19:30 +[ 小畑佳子/天野智範 ]

9月12日(土)14:00 +[ 秋元莉里子(劇団ルアーノデルモーズ)/ケニー(非・売れ線系ビーナス) ]

9月12日(土)19:30 +[ 木村佳南子(非・売れ線系ビーナス)/安部将吾(南無サンダー) ]

9月13日(日)14:00 +[ 森久智江(蛙屋)/奥田奨 ]

*開場は開演の30分前 *全席自由


●会場:ぽんプラザホール (福岡市博多区祇園町8-3)


●料金:

一般前売2,500円

当日3,000円

ペア券4,500円 (事前予約のみ)

U-25割引 1,500円  (25歳以下の方限定*)* 生年月日を確認できる身分証をご提示ください


●脚本・演出: 福永郁央 


●出演:

石井亜矢/遠藤咲子/ますだようこ/大竹謙作(ゲキダン: ロックンロール・ツアー)/

古賀今日子(che carino!/che carina!)/立石義江/伊藤綾/野中双葉/木福清信/

松岡伸哉(アクティブハカタ)/中島荘太/貝谷聡/小澤貴


●お問い合わせ:

PIGMIX 080-9244-0753

http://www.ana-pigmo.com/Link Link


— posted by mmst at 12:43 am  

[M.M.S.T witter 1400]vol.12 ~M.S.P15が終わり次は釜山公演へ向けて~


約1ヶ月間のM.S.Pも無事に8月末日にて終了しました。

最後のProgram03「桜の森の満開の下」創作チームの皆さんも肉体的にも体力的にも色々とありましたが、

最後は元気に解散でき何よりでした。

出演者の皆さんの最後の最後までの集中力には脱帽です。


公演日には、出演者の1人が本職を活かして作品題字を書いてくださいました。

受付もあっという間に華やかになり、

公演を観に来てくださったお客さんもびっくりされていました。


主催者としても色々と課題は残しつつでしたが、とてもチーム力の高いメンバーの公演を学びとして、

未来的な視点で反省と課題をクリアしていきたいと思います。


さて、M.S.Pが終わってほっとする間もなく、次は釜山公演の準備です。

上演予定の作品は、以前からご紹介しているヴォルテール作「カンディード」。

稽古は、M.S.PのProgram02の集中創作から、稽古場所を福岡に移して毎日おこなっております。


約1か月ぶりに天川村から福岡に帰ってきたスタッフも合流して、毎朝10時スタートで稽古の日々です。


先日は、稽古の一貫として、アトリエ近くの海に行き、自然と相対しました。

アトリエという狭い空間にばかり閉じこもっていると、その空間におさまる作品になってしまう恐れもあるため、

一度大きな空間に身を投じて、また日常とは違った感覚(裸足で歩く砂浜の感覚や潮風の匂い、波の音、海水の感触etc…)を感じてきました。

NEC_2650


注:決して遊んでいません。


外の空気、空間をしっかり感じ、再びアトリエへ戻るのでした。


▼釜山公演の公式サイトはこちら。

http://www.mmst.net/candide/Link Link


福岡からも関西からも釜山は近いです。LCCのおかげさまで格安で釜山へも飛べます。

公演が気になる方は、釜山までぜひに。


— posted by mmst at 12:06 am  

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